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これまでの仕事

東京外国語大学イタリア語学科卒。同大学院を修了。

以下、これまでの仕事の一部です。

イタリア語教師

1992年〜現在  朝日カルチャーセンター立川「イタリア語講座中級会話」「イタリア映画を読む」

1996年~現在  学習院大学「イタリア語ベーシック」「イタリア語リーディング」非常勤講師

1996年~現在  法政大学工学部「イタリア語・イタリア文化」非常勤講師


1992年~1996年 慶應義塾外国語学校・イタリア語講師
1994年~2023年    公益財団法人日伊協会・イタリア語講師・講座主任

2003年~2004年 青山学院大学・ヨーロッパ文化論・非常勤講師

2003年~2007年 東京外国語大学・ヨーロッパ事情・非常勤講師


翻訳・執筆

2002年

マルチェロ・マストロヤンニ著『マストロヤンニ自伝』(小学館)訳

「よみがえる『白夜』」執筆(「白夜 ニュープリント修復版」パンフレット収録)

2007年

イタリア語教科書『Quaderno d'italiano』(DTP出版)共著

2010年

T.ケジチ著『フェリーニ 映画と人生』(白水社)訳

​2018年

「サテリコン 4K修復版」[Blu-ray]ライナーノーツ執筆

「フェリーニのローマ 2K修復版」[Blu-ray]ライナーノーツ執筆

2019年

イタリア語教科書『Per cominciare』(公益財団法人・日伊協会)共著

​セミナー

■朝日カルチャーセンターセミナー(1990~)

2017/3

イタリア映画 名作の謎と秘密

― ライフ・イズ・ビューティフル (1)ー

魅力的な名作には謎や秘密がつきもの。この講座ではイタリア映画の名作をとりあげ、その魅力の中心にある謎や秘密に迫ってみようとおもいます。まず取り上げるのは『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)。第二次世界大戦下のユダヤ人迫害を描いて、アカデミー主演男優賞、作曲賞、外国語映画賞の3部門を受賞した作品です。監督・主演・脚本のロベルト・ベニーニは、本来コメディアンですが、はたしてどんな意図でこの映画を撮り、どんな謎や秘密を隠したのでしょうか。そしてなによりも、この喜劇的にして悲劇的な物語の向こう側には、いったい何が見えてくるのでしょうか。ご一緒に考えてみたいと思います。            


2017/6

イタリア映画 名作の謎と秘密

― ひまわり (2)ー

 魅力的な名作には謎や秘密がつきもの。この講座ではイタリア映画の名作をとりあげ、その魅力の中心にある謎や秘密に迫ってみようとおもいます。今回取り上げるのは『ひまわり』(1970年)。ソフィア・ローレンとマルチェッロ・マストロヤンニが主演し日本でも大ヒットしました。ヘンリ・マンシーニの音楽や美しいひまわり畑のシーンで有名です。監督は名匠ヴィットリオ・デ・シーカ。じつはこの作品、イタリアではそれほど評価されなかったと言います。それはどういうわけなのでしょうか。そこには、どんな謎や秘密が隠されているのでしょうか。ご一緒に考えてみたいと思います。 


2017/9

イタリア映画 名作の謎と秘密

- ニュー・シネマ・パラダウス(3)- 

魅力的な名作には謎や秘密がつきもの。この講座ではイタリア映画の名作をとりあげ、その魅力の中心にある謎や秘密に迫ってみようと思います。今回取り上げるのは『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年)。戦後映画史へのオマージュが散りばめられた名作で、当初公開されたもののほかに完全版があることも知られています。どうしてふたつのヴァージョンが生まれたのか。数々の名作へのオマージュはなにを伝えようとしているのか。エンニオ・モリコーネの音楽でも知られるこの作品をめぐって、その謎や秘密を、ご一緒に考えてみたいと思います。


2017/11

イタリア映画 名作の謎と秘密

- テオレオ(4)- 

魅力的な名作には謎や秘密がつきもの。この講座ではイタリア映画の名作をとりあげ、その魅力の中心にある謎や秘密に迫ってみようと思います。今回取り上げるのは『テオレマ』(1968年)です。「アポロンの地獄」や「王女メディア」といった問題作を発表し続けた鬼才ピエル・ポオロ・パゾリーニ監督の話題作です。一人の青年の来訪によるブルジョワ家庭の崩壊を描き、現代への警鐘と未来への啓示が込められた傑作です。音楽は、エンニオ・モリコーネが担当しています。鬼才パゾリーニ監督が、この作品に込めた謎や秘密を、ご一緒に考えてみたいと思います。 


2018/3

イタリア映画 名作の謎と秘密

- 自転車泥棒(5)- 

魅力的な名作には謎や秘密がつきもの。この講座ではイタリア映画の名作をとりあげ、その魅力の中心にある謎や秘密に迫ります。今回取り上げるのは、名匠ヴィットリオ・デ・シーカの『自転車泥棒』(1948年)。シンプルなストーリーのなか、戦後の庶民の暮らしを丹念に描き出すネオレアリズモの代表作ですが、安易に涙を誘うだけではありません。その奥行きのある映像に込めた謎や秘密を、ご一緒に考えてみたいと思います。 


2018/6

映画で知るイタリア

  • フェリーニのローマ(1) -

映画の名作から浮かび上がるイタリア ― その歴史と文化 ― についてお話しします。

今回のテーマは、フェデリコ・フェリーニが描く「ローマ」です。イタリアの地方都市に生まれたフェリーニにとってローマは憧れの都でした。そんな永遠の都で、映画監督という転職を得た彼が、第二の故郷への想いを、独自のスタイルで描き出したのが『フェリーニのローマ』(1972年)です。ドキュメンタリーとフィクションが入り混じったその映像を、少しずつ解きほぐしながら、巨匠が描き出す永遠の都の魅力に迫りたいと思います。


2018/11

映画で知るイタリア

- 巨匠たちのシチリア(2)- 

名作映画から浮かび上がるイタリア ― その歴史と文化 ― についてお話しします。 今回のテーマは「巨匠たちのシチリア」。ヴィスコンティ、ロッセリーニ、ジェルミ、アントニオーニ、タヴィアーニ兄弟、ベロッキオなど、イタリア映画界の名だたる巨匠たちはシチリアに向かいます。なにがシチリアに向かわせたのでしょうか。そこに何を見出したのでしょうか。講座では『揺れる大地』(1948)『イタリア式離婚協奏曲』(1962)『山猫』(1964)『カオス・シチリア物語』(1985)そして『結婚式演出家』(2006)などを取り上げ、シチリアから見えてくるイタリアの姿を探りたいと思います。


2019/2/14 

映画で旅するローマ

-「ローマの休日」から「グレート・ビューティ」まで-

「ローマの休日」を始め、ローマを舞台にした名作は数多くあります。しかし、この永遠の都の魅力は、誰もが訪れる名勝だけにあるのではりません。

この講座では、巨匠たちの眼差しの中で浮かび上がる、すこしばかりディープな「映画のなかのローマ」についてお話してみたいと思います。過去と現在が渾然と入り組んだ迷宮のなかで、思いがけないローマに出会えるかもしれません。旧作から新作まで名画の一場面に込められたローマの憧れやアイロニーなどに触れ、一味違ったローマへの旅に誘います。

​TV

2003年~2005年 NHK「NHKテレビ イタリア語会話」担当講師
2014年 J:COM「J:テレスタイル」エンニオ・モリコーネ特集解説

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