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5/25 ベルトルッチ『暗殺の森』(1970)

  • yasujihp
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

 朝日カルチャーセンター横浜の「傑作・名作・古典を読み解く」シリーズ、5回目の今回はベルトルッチの『暗殺の森』です。これは映画としてもすごくよくできていて見事なのですが、なによりも現代のぼくらたちに問いかけてくるものがあるのですよね。イル・コンフォルミスタ、つまり体制順応主義者ってやつがいかにして生まれるのかということ。そのテーマって、いわば「悪の凡庸」ということなのだと思います。普通の真面目の男がいかにして筋金入りのファシストになってゆくかというの描く、その意味で怖い怖い物語。


以下、ぼくの案内文です。


イタリア映画の魅力をさぐる講座です。新学期からは「傑作・名作・古典を読み解く」と題して1本の映画を取り上げ、俳優の魅力、監督の意図、そして歴史的な背景を考えながら、作品の魅力をを掘り下げます。今回とりあげるのも「1942-1978年のイタリア映画における保存すべき100本作品」のひとつに選ばれた名作、ベルナルド・ベルトルッチ監督による『暗殺の森 Il conformista』です。アルベルト・モラヴィアの小説『同調者 il conformista』(1951)を原作に、孤独な青年マルチェッロがいかにして「同調者/体制順応主義者 conformista 」としてファシストになってゆくかが描かれます。

 マルチェッロを演じるのはジャン=ルイ・トランティニアン、その妻をステファニア・サンドレッリ。パリに亡命した知識人の若い妻アンナを演じるのがドミニク・サンダ。ファシズムとは何だったのか。人がファシストに反対するというどういうことだったのか。人はどのようにファシストになるのか。そんなモラヴィアの問いを、若きベルトルッチが才気あふれる映像と独特のエロティシズムによって映像化してくれます。その見どころを、ご一緒に考えてみたいと思います。


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