
今週の土曜日、第324回彩の国シネマスタジオにて、ジャンニ・アメリオの『ナポリの隣人』の上映後にお話しさせていただきます。
ジャンニ・アメリオという映画監督は、ぼくにとっては運命の人。その『小さな旅人』(1992年)に感動したのが、イタリア映画を見直すきっかけ。その後もアメリオの作品を追いかけ、『いつか来た道 Così ridevano 』(1998) のトリノ、『家の鍵 Le chiavi di casa』(2004) のベルリン、そして『星なき夜に La stella che non c'è』(2006)の中国に引き込まれてきました。
その後しばらく離れていたのですが、昨年公開された『蝿の王』(2022)で再会。しかも2014年に同性愛者であることをカミングアウトしていたことを知り、見逃していたいくつかの作品をキャッチアップしたのですが、そのなかのひとつがこの『ナポリの隣人」でした。
今回は、アメリオという映画監督がどういう映画作家なのか、そしてそんなアメリオが描くナポリという場所で暮らすある家族を通して一体何を描こうとしたのか、そんなことを映画上映後にお話ししようと思います。
映画は本日11月13日(水)より11月17日(日)まで、10:30からと14:30からの2回上映。ぼくは16日の14:30分の回のあとでお話しさせていただきます。
