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2025/4/19 『いつかの君にもわかること』上映後セミナー

  • yasujihp
  • 4月13日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月19日




 今週の土曜日はウベルト・パゾリーニの『いつかの君にもわかること』の上映後セミナーやります。映画の舞台は北アイルランドのベルファスト、主演はジェームズ・ノートン。イタリア映画ではありません。けれどイタリアと関係がないわけでもない。


 監督のウベルト・パゾリーニはイタリア人。しかもルキノ・ヴィスコンティの大甥であり、大物プロデューサーのカルロ・ポンティの遠い親戚だという。さらにいえば貴族。ラヴェンナのパゾリーニ家の当主のようです。


 パゾリーニといえば思い出すのはピエル・パオロ・パゾリーニですね。同じパゾリーニという名前ですが、この人はラヴェンナのパゾリーニ家(今ではパゾリーニ・ダッロンダ Pasolini dall'Onda と呼ばれているようですね)とは関係が薄いようです。


 ウベルト・パゾリーニは若くしてイギリスにわたり、経済を学んで投資銀行家として働いていましたが、あるとき全てを捨てて映画の世界に飛び込みます。それがデヴィッド・パットナムがプロデュースしていた『キリング・フィールド』(1984)です。パゾリーニは面接を受けて落とされましたが、自費で撮影現場のバンコクにわたり、熱意を認めらて現場の下働きをしたといいます。


それ以来、パゾリーニはふりかえることなく映画の世界にのめり込み、最初はプロデューサーとして『フルモンティ』(1997)などを制作、やがてスリランカのポロのチームの実話を描いた『Machan』(2004)を自ら脚本・監督・プロデュース。その9年後に『おみおくりの作法』(2013)を発表し大成功をおさめ、さらにその7年後にまた自ら本を描きメガホンをにぎって制作したのが『いつかの君にもわかること』(2020)ということのようです。


 当時には映画の上映のあとに、作品の魅力とパゾリーニの映画作りについてお話しできればと思います。  詳細はこちらから






 


 
 
 

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