
立川では「イタリア映画を聴く」と題してモリコーネから始め、次にロータの足跡をおいかけてきました。ロータといえばやはりフェリーニ。ロータ&フェリーニの話もすでに7回目。今回はその最終回です。
ふたりの出会いが生んだ傑作といえばやはり『アマルコルド』。そこで今回は「フェリーニレスク」とよばれるフェリーニの到達点としての『アマルコルド』を中心に、そこにいたるまでの経緯と、その後、ふたりの幸福な関係の途切れてしまうまでをお話ししようと思います。
以下カルチャーの紹介文です。
ニーノ・ロータとフェデリコ・フェリーニの「幸福な出会い」のシリーズの7回目、最終回の予定です。今回はフェリーニ&ロータの傑作『アマルコルド』(1972)を中心にお話しします。タイトルの意味は「わたしは思い出す」。ロータの美しいメロディーとともに、フェリーニの映像は苦く甘い「思い出」として過ぎ去った時代を甦らせます。それはまさに映像の魔術。けれどもこの傑作にいたるフェリーニ&ロータの「幸福な出会い」は、やがて『オーケストラ・リハーサル』(1979)を最後に、唐突に断ち切られることになるのです。(講師・記)
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