
今週の土曜日(3月15日)、朝日カルチャーセンター新宿でヴィスコンティをお話しします。長年続けてきたヴィスコンティ話ですが、これをもって節目にしようと思っていますが、お題は「美しき俳優たち」。ヴィスコンティの映画の魅力はなんといっても美しき男たち。もちろん女性だってすばらしいのですが、ヴィスコンティは男の魅力をじつにうまく引き出すのです。それもただ美しいだけではない。ときには神々しく、ときには荒々しく、あるいは繊細に、またあるときには悪魔のような男たち。そんな男たちの姿を通して描き出される耽美的な美の世界を考えてみようと思います。
朝日カルチャーセンター新宿 ルキーノ・ヴィスコンティの魅力
映画をめぐる男たち(4)美しき俳優たち
ルキーノ・ヴィスコンティの魅力を掘り下げてゆく講座です。最終回はヴィスコンティの映画世界に欠かせない男優たちを取り上げます。『夏の嵐』 (1954)のフェアリー・グレンジャー、『白夜』 (1957)のマルチェッロ・マストロヤンニ、『若者のすべて』のアラン・ドロン、『山猫』(1963)のバート・ランカスター、『地獄に堕ちた勇者ども』(1969)のヘルムート・バーガー、『ベニスに死す』(1971)のビョルン・アンドレセン、そして遺作となった『イノセント』(1976)のジャンカルロ・ジャンニーニ。そんな美しき俳優たちとヴィスコンティの映画世界についてお話しします。
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