ぼくのイタリア映画史(3)
- yasujihp
- 1月15日
- 読了時間: 3分

あけましておめでとうございます。このところ毎年元旦には気をもませるようなことがつづきますが、みなさん、元気されてますか?
さて、告知が遅れましたが、今週の土曜日より「ぼくのイタリア映画史」(その3)が始まります。今回はルキーノ・ヴィスコンティのデビュー作『郵便配達は2度ベルを鳴らす』からはじめて、ロッセリーニの『戦火のかなた』、さらにはルイージ・ザンパの『困難な時代』へと、戦前と戦後をまたぐ時代を描いた3つの作品をとりあげます。
こんな内容です。
今回は第二次大戦末期と戦後のイタリア映画の名作をご紹介します。イタリアは1943年に早々と休戦を発表しますが、その直後ナチ・ファシストに占領・統治され、レジスタンスと呼ばれる内戦状態に入ってゆきます。そんな混乱の中で、どんな映画が撮られたのでしょうか。
第1回 1/17 映画監督ルキノ・ヴィスコンティの誕生
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1943年)
ヴィスコンティはヴェルガの『マラヴォッリャ家の人々』の映画化を構想しますが、戦時中の検閲を通過できず、ジェームズ・ケインの原作を使って挑発的な映画を実現することになります。今見て十分に楽しめる娯楽作ですが、映画の成立の背景をふくめて、名匠のデビュー作がいかに挑発的だった考えてみたいと思います。
第2回 2/21 ロベルト・ロッセリーニの描くイタリア解放
『戦火のかなた』(1946年)
ローマの解放直後に『無防備都市』を撮ったロベルト・ロッセリーニによる戦後三部作の2本目。連合軍のシチリア上陸から、ナポリ、ローマ、フィレンツェへと北上、ポー川の激しいレジスタンスの戦いまでが6つのエピソードで描かれます。撮影にはあのフェデリコ・フェリーも参加。この作品を劇場で観た若きタヴィアーニ兄弟に、映画こそが自分たちの進む道だと決意させた作品でもあります。
第3回 3/21 ルイージ・ザンパが見つめる庶民の戦前と戦後
『困難な時代』(1948年)
ルイージ・ザンパは、イタリアの戦後を代表する職人的な監督です。つねに庶民の世界に眼差しを向け、日々の困難を乗り越えてゆく姿を愛情を込めて描くスタイルは、おなじ1905年に生まれた成瀬巳喜男を連想させます。そんなザンパが、シチリアの地で市役所の無名の職員を主人公にして、その生き様を通してファシズムの台頭から戦中、戦後にいたるまでの「困難な時代」を描き出します。それはいったいどんな時代だったのでしょうか。ご一緒に考えてゆきましょう。
場所は立川ですが、朝日カルチャーセンターの新宿サテライト教室で、これまでの立川教室からは少し離れた場所になります。ぼくは随分前から立川教室にはお世話になっているのですが、一時は完全閉鎖になるところを、みなさんの努力でなんとか続けられるようになりました。
ぼくのイタリア映画史は月に1回のペースで進める心算です。途中からの参加も大歓迎。お申し込みは「朝日カルチャーセンター新宿教室のこのページ」から。







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