top of page
検索
yasujihp

イタリア映画の今、ナンニ・モレッティの世界(朝カル横浜 2022/10/22)

更新日:2022年10月23日


 

 あっといういう間に10月も半ばを過ぎ、来週にはモレッティの話をしなければなりません。ちょうど『三つの鍵』も公開中。ぼくも見ましたが、この映画は面白い。とても成熟した良作なのですが、同時にモレッティらしさを失っていない。むしろその質をぐっと向上させてきているのがすばらしい。

 どこがそんなにモレッティらしいのか。そのあたりを話そうとおもってただいま準備中でう。さて、どんな話になりますやら、まだ自分でもわからないのですが、ともかくも乞うご期待。


 以下に、朝日カルチャーセンター横浜の説明文とリンクを貼っておきますね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イタリア映画の今をご紹介してゆきます。今回とりあげるのはナンニ・モレッティです。2001年の『息子の部屋』でカンヌ映画祭のパルム・ドールを受賞、最新作の『3つの鍵』の話題の監督です。映画は20歳のころに撮り始め、『僕のビアンカ』(1983)や『ジュリオの当惑』(1985)などで注目されますが、『親愛なる日記』(1994)では、風刺の効いたユーモアと独特の語り口に、ぼくらは煙に巻かれながらも魅了されましたよね。今世紀に入ってからは、腰を据えて作品が多くなり、もはや巨匠の風格をたたえるモレッティ。その作品の魅力はどこにあるのか。何を語ってきたのか。つねに同時代を描いてきたモレッティの世界を、ご一緒に読み取ってみたいと思います。(講師記)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


お申し込みはこちらから! 

**********************************************


 無事終了です。おいでになっていただいた方、ありがとうございます。今回は、偶然にも『3つの鍵』の公開と『親愛なる日記』のリヴァイヴァル上映の期間に、ぎりぎり間に合いました。参加者のみなさんにも、観た方とこれから観る方がおられました。

 だからというわけでもないのですが、今回は、モレッティの初期の作品と、『3つの鍵』の直前の作品を少し紹介することになりました。いつものように、準備をしながら語ることを考えるのですが、結果的にはよかった気がします。

 ぼくとしても、初期作品の意味を問い返すことができました。YTのクリップに字幕をつけたり、ダンスシーンのマッシュアップビデオを作ったりと、最近慣れてきた iMovie を活用することもできました。

 それにもまして、今回は『Santigago, Italia』というドキュメンタリーを確認できたことは大収穫。なぜサンチャゴなんだろうという疑問が氷塊。セミナーのために年表を作成していたのがよかったのですね。1973年のチリ・クーデターと当時のイタリアの関係だけではなく、そのころに映画を撮り始めたモレッティとの関係がはっきりと見えてきたのです。

 最後に、2023年公開予定の『Il sol dell'avvenire(未来の太陽)』の予告編を、勝手に作成してご紹介できたのも楽しかったです。この作品、すでにクランクアップしてポスプロに入っているとこのこと。公開が楽しみです。

 次回の横浜での「イタリア映画の今」セミナーは、2023年3月4日(土曜日)を予定しています。タイトルは『マッテオ・ガッローネの世界』。さてはてどんな話になりますやら。乞うご期待 (^^)/

閲覧数:32回0件のコメント

Comments

Couldn’t Load Comments
It looks like there was a technical problem. Try reconnecting or refreshing the page.
bottom of page