2023/4/22 イタリア映画を聴く―ロータとフェリーニ
top of page
検索
4月には朝日カルチャーセンター立川で「映画を聴く」シリーズの続き。今回はニーノ・ロータの3回目で、ようやくフェリーニとロータの音楽についてお話しするところまでたどりつきました。なにせロータは音楽の天才ですから、一筋縄ではゆきません。掘れば掘るほどいろんな話が出てきてしまうの...
イタリア映画の今:マッテオ・ガッローネの世界
今月の終わりに、横浜でマッテオ・ガッローネの話をさせてもらいます。 横浜の朝日カルチャーセンターでは、去年から「イタリア映画の今」と出して、ぼくなりの「今」の映画監督たちとして、パオロ・ソッレンティーノ(1970 -)、ナンニ・モレッティ(1953...
ルキノ・ヴィスコンティ その映画の背後にあるもの4
昨年末からいろいろあって、告知が遅れてしまいました。新宿朝日カルチャーセンターでのセミナーですが、実はすでに終了。お越しになっていただいた方には感謝です。以下は、セミナーの案内文: 『熊座の淡き星影』(1965) この講座ではルキーノ・ヴィスコンティの映画をひとつとりあげ、...
イタリア映画を聴く、ニーノ・ロータと映画の巨匠たち(2)(朝カル立川2022/11/26)
立川でお話ししている「イタリア映画を聴く」は、ニーノ・ロータの2回目です。モリコーネのときもそうでしたが、知れば知るほど音楽の世界は深くて面白い。年末には、ニーノ・ロータについては、年末にオペラの公演も予定されています。...
ヴィスコンティ、その映画の背後にあるもの(3):『白夜』
新宿の朝カルで続けているヴィスコンティの「その映画の背後にあるもの」の3回目です。今回は『白夜』を取り上げます。さて、そろそろ準備を始めなきゃね。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この講座ではルキーノ・ヴィスコンティの映画をひとつとりあげ、歴史的な...
イタリア映画の今、ナンニ・モレッティの世界(朝カル横浜 2022/10/22)
あっといういう間に10月も半ばを過ぎ、来週にはモレッティの話をしなければなりません。ちょうど『三つの鍵』も公開中。ぼくも見ましたが、この映画は面白い。とても成熟した良作なのですが、同時にモレッティらしさを失っていない。むしろその質をぐっと向上させてきているのがすばらしい。...
ヴィスコンティ、その映画の背後にあるもの(2):『若者のすべて』(1960)
新宿のカルチャーではヴィスコンティ祭りが続いています。掘っても掘っても出てくる名作。前回は『ルートヴィッヒ』でしたが、今回は『若者のすべて』を取り上げます。さてはて、何がでてきますやら。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜...
イタリア映画の今、ジュゼッペ・トルナトーレの世界(朝カル横浜 2022/8/20)
横浜の朝日カルチャーセンターでは「イタリア映画の今」と題して、新しい映画監督をご紹介させてもらってます。前回はパオロ・ソッレンティーノ、今回は「ジュゼッペ・トルナトーレの世界」と題してお話します。 トルナトーレと言えば、最近ご無沙汰していますが、じつは昨年『エンニオ』(未公...
ファシズム時代のイタリア映画(3)【アレッサンドロ・ブラゼッティ:イタリア映画の父はいかに生まれたか?】
第3回は9月16日です。内容は次のとおり。 【アレッサンドロ・ブラゼッティ:イタリア映画の父はいかに生まれたか?】 サイレントの時代には映画評論家として活躍、やがて監督としてイタリア映画界を牽引してゆくブラゼッティの作品をご紹介します。プロパガンダ映画と呼ばれた『1861』...
ファシズム時代のイタリア映画【ヴィットリオ・デ・シーカ:喜劇俳優はいかにして名監督となるか?】
すっかり告知が滞ってますが、7月15日には日伊協会で「映画で開くイタリア」シリーズの第2回【ヴィットリオ・デ・シーカ:喜劇俳優はいかにして名監督となるか?】を無事終了しました。 第一回のロッセリーニに続き、戦後のイタリア映画を代表する映画監督デ・シーカを取り上げ、まずはその...
イタリア映画を聴く、ニーノ・ロータと映画の巨匠たち(1)(朝カル立川2022/6/25 )
それにしても今年はイタリア映画をいろいろ話すことになりました。立川の朝日カルチャーセンタでは「映画を聴く」と題して、イタリアの映画と音楽の話をしてゆこうと思っています。モリコーネを三回にわたってお話する予定ですので、続いて6月25日にはニーノ・ロータをとりあげたいと思います...
ヴィスコンティ、その映画の背後にあるもの(1):『ルートヴィヒ』
新宿の朝日カルチャーセンターでは、これまで七回にわたってルキノ・ヴィスコンティをとりあげてきました。とはいっても、取りこぼしてきた作品は、もっと深く掘ってみたい作品がまだまだあります。そこで、今年度からは、一本の作品をとりあげて、その時代背景、作品の背後にある文学や歴史的事...
映画で開くイタリア(2)「巨匠たちのファシズム時代」
2020年の新学期あたりから、感染症対策でドタバタしていたのですが、気がつけば2022年の新学期。あれから2年が過ぎ3年目に突入するというわけです。 このブログには、今後のセミナーを載せてきたのですが、コロナ禍の混乱のなかすっかりご無沙汰してしまいました。少しずつペースを取...
イタリア映画の今、パオロ・ソレンティーノの世界(朝カル横浜2022/4/16)
もうすぐ新学期ですが、4月16日に朝カル横浜でパオロ・ソレンティーノの映画について語ります。以下、紹介文です。 この講座では、イタリア映画の今をご紹介してゆきたいと思います。最初にとりあげるのはパオロ・ソレンティーノです。ナポリ生まれの映画監督で、脚本も書き、小説家でもあり...
イタリア映画を聴く、トルナトーレとモリコーネ、日程変更!(朝カル立川2022/4/30)
このブログには、自分の仕事の告知をするつもりでした。ところが、Covid-19 のパンデミックがやってきて、すべてがリモートになって、個人的なことをやる余裕がまったくなくなってしまいます。そのまま2年ほど、ここはほったらかし。幸い、その間にもセミナーとか文章とかは書いたので...
生誕100年記念 映画で旅するフェリーニのイタリア
12月にはなんとフェリーニもお話することになっています。こちらは立川の朝カルです。 今年生誕100年を迎えたフェデリコ・フェリーニ(1920 - 1993)。その独自の映像で世界を魅了してきたリミニの名匠は、そのどの作品においても、自ら生きた時代の現実から出発し、豊かな想像...
ヴィスコンティとは誰だったのか(2)
朝カルの新宿で12月19日(2020年)の土曜、15:30~17:00で、ヴィスコンティの話の続きをやります。第一回で話しきれなかったことも拾いながら、『夏の嵐』までの経緯と、それからの展開を話してみようと思います。 以下、カルチャーの紹介文を転載しておきます。...
ヴィスコンティとは誰だったのか(1)
6月からの予定でしたが、9月12日からの3回となりました。 第1回はこんな内容です。 * * * イタリア映画の名匠ルキノ・ヴィスコンティのことをお話しします。まずはその生い立ち。ミラノの名門貴族に生まれながら、なぜヴィスコンティは、芸術としてはまだ新しい映画の世界にあえ...
映画で旅するヴェネツィア
来年は2020年で2が二つ並びますが、さらに2を三つならべる2月22日の土曜日に、朝カル立川でヴェネツィアと映画のお話をします。 サブタイトルには「『旅情』から『ベニスに死す』へ」とありますが、もう少し最近の映画、例えば僕の大好きなソルディーニの『ベニスに恋して』なんかのお...
ヴィスコンティの『家族の肖像』
10月5日の土曜日、ヴィスコンティの『家族の肖像』を紹介してきました。日伊協会の「日伊文化交流 秋のフェスタ 2019」が「ヴィスコンティに染まる1日」ということで、食材やらワインやらに加えて、ヴィスコンティの映画も上映したというわけです。...
押場 靖志
Yasuji Oshiba
さすらいのイタリア語教師。東京外国語大学イタリア語学科卒。同大学院を修了。「NHKテレビ・イタリア語会話」元講師。現在、学習院大学、法政大学などで講師を務める。訳書に『F・フェリーニ、映画と人生』(白水社)などがある。
bottom of page